DeNAの主砲の影武者!?澤田俊一のキャリアについて聞いてみた

DeNAの主砲の影武者!?澤田俊一のキャリアについて聞いてみた

DeNAの陽動作戦!影武者として出演してみて

ー DeNAのイベント、拝見しました。そもそも、なぜイベントに出ようと思ったのですか?

澤田:社会人1年目の時に大学のゼミの先生から連絡が来て「澤田。DeNA入団決まったね!」って言われまして。そこからずっと似てるって言われて、はや2年半くらい経ちました。やっとその過程が身になったかなというように思います(笑)

ー 実際に似ていると言われていた選手とお会いしてみて、どういった印象を受けましたか?

澤田:意外と引き締まった体をしてました。身長はそんなに変わらなかったですけど、触ってみたら引き締まってました。

ー 他の影武者さんたちとの交流はされたんですか?

澤田:千葉県のマザー牧場で陽動作戦に行った時、集まった影武者さんが17人中5人だったんですよ。そこでLINEグループを作りました。写真とか、記事も出てたりしてたので、そういった情報交換をしていました。

ー 影武者の一人として今後はどうされていきたいですか?

澤田:影武者のみんなで集まるのが楽しいと思います。また球場にいきたいです。球場もめちゃくちゃ盛り上がったんですよ。2階のウイング席にいたんですけど、影武者軍団で、デスターシャとかやって盛り上がったんで。もう一回やりたいなと思います。

野球人生の始まりと父親の存在

ー 学生時代は野球部に?

澤田:野球部に所属してました。

ー そもそも野球を始めたきっかけはなんですか?

澤田:父親が高校野球の監督をやっていたので、それに尽きるかなと思いますね。

小学校の時から、父が監督をしている高校の試合があると、よく見に行っていました。その時野球はそんなに好きじゃなかったんですけど、周りの大人の人たちとか、生徒さんたちが「澤田先生〜」って集まっていて、人脈が広いなって子供ながらに思っていました。面白い人も多かったですし。そこからは野球に嫌悪感を抱くこともなく、かつ小学校の時からある程度野球ができたので、、(笑) 楽しいなって思いながら野球を始めました。

ー 小学校の時は軟式野球をやられていたんですか?

澤田:小学校は軟式野球、中学校でも1年間軟式野球部に入っていたんですけど、野球部をやめて途中からクラブチームに入っていました。平日はリトルシニアにいたので、学校での部活は2年生からは総合文化部でした。陶芸したり椅子作ったりしてました(笑)

「俺は理不尽な監督や!」シニアリーグでの出会いと経験

ー シニアリーグを始めた理由はなんですか?

澤田:岩手にも小学校からリトルリーグっていう硬式野球のチームはあるのですが、僕は入らなかったです。父親が僕に小学校からガチガチに野球をやらせたら嫌いになるんじゃないか。怪我をするんじゃないかということで、小学校はリトルをやらせなかったらしいです。

本当は父親は中学校でシニアリーグもやらせないつもりだったらしいんですが、小学校5年生くらいから、体も大きくなって、暴力的な人間になっていたので(笑)先生にボール投げたり、近所のものを壊したりしてしまっていたので(笑)

それを更生させるために、絶大な信頼を置いている、父の大学の後輩が監督をしているチームに僕を任せたという経緯らしいです。

澤田俊一 | クラスポ
幼少期の思い出について語る澤田氏

ー シニアリーグで印象に残っていることはありますか?

澤田:監督が結構癖のある人でして。いきなり左で打ってみろとか、いきなりピッチャーやってみろとか、色々な事を経験させてくれる監督でした。そこで色々な守備位置を守ったりしました。中学校の時から野球だけでなく、社会で生きていく術のような、野球以外のことも教えてもらいました。監督自身が「俺は理不尽な監督や!でもここに着いて来れんかったら甲子園はいけんよ!」と仰っていたので、死ぬ気で着いて行っていました。

ー これから野球を始めるお子さんや、始めさせるか迷っている親御さんがいると思います。野球を始めるなら、軟式野球をやるか、シニアリーグに入るかどちらが良いのでしょうか?

澤田:正直、小学校から硬式野球を全員が絶対やるべきだとは言い切れないですね。

小学校の筋力ができていない段階で重いボールを持つので、肘や肩に負担がかかって怪我をしやすくなるんですよ。しかも、ピッチャーができる人ってチームに1人とか2人なので、連投することになるんですよ。それで怪我してっていう方が多いので。

小学校から硬式でも良いんですけど、怪我がないように。

野球人生は長いので、絶対に怪我には気をつけて、楽しく野球をやっていただきたいです。

ー 高校では硬式野球ですが、シニアリーグで硬式野球に慣れていて良かった部分はありますか。

澤田:高校の時、中学時代軟式をやっていた人もいたんですけど、3ヶ月くらいあれば全然硬式に慣れるので。そんなに不自由はないと思います。シニアに入らなければ高校で活躍できないというわけではないです。ただ、シニアに入っていると、県を超えて有名な選手や、猛者たちと会えるので、若いうちに自分の刺激になる環境に身を置けるのが良いと思います。

澤田俊一 シニアリーグ | クラスポ
シニアリーグ時代の澤田氏

ー シニア経験後はどういった道を歩まれたんですか。

澤田:高校の話からすると、八戸学院光星高校に入学した時に、同期部員50人がそれぞれ3年後どうなりたいか目標を決める機会があって、その時僕だけキャプテンになって甲子園に出場するって書いてたんですよ。

その後それを監督が見て、最初から目指してたからキャプテンにしたって言ってくださったんです。

大学の時1年生の時はAチームに所属してたんですけど、3、4年生になって大阪桐蔭から来た選手とか、有名どころの選手が多くて、単純にレベルが高かったので、試合には出られなかったです。

ー 当時、プロ野球選手を目指していらっしゃったんですか?

澤田:中学校くらいから目指し始めましたね。大学2年生で自分は無理だなと気がつきましたが。人よりある程度野球が出来ていて、自分がちょっと上手いんだって気づいたのが中学校くらいだったので。その時はプロになるか野球指導者になるかの2択でしたね。

ー ちょっとやらしい話になってしまうんですが、シニアに入るとその後の野球キャリアにメリットがあったりするんですか?

澤田:あります。シニアリーグの監督も有名な高校、大学でやっていらっしゃったりするので、そこで活躍して、そのまま強豪校へ進学するということもあります。

小中学校の部活で活躍するより、高校の指導者の目に留まりやすかったりするので。最終的にプロを目指したい、その過程で強豪校に入りたいのであれば、シニアリーグをやってみるという選択肢はありだと思います。

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