澤田:昨今人口が減ってきて、野球人の数もそれに連動して減ってきているのですが一関修紅では、どんな生徒を募集して、どのような形で野球の経営や環境を整えているのか少し考えを教えていただきたいです。
松好:本校は野球部の専用グラウンドを持っていないので、週のうち広いグラウンドで野球できる環境が限られています。そんな環境でも、3年間思いっきり野球をしたい。何度も繰り返しになりますが試合に出て、グラウンドに出てとにかく野球をやりたいという中学生に来て頂きたいです。
生徒募集の際にも、キャッチフレーズではないですけども「入学式の後の土日の練習試合には必ず出ますよ。もうそこから1年生すぐに試合に出ますから」と伝えています。
このように野球をいっぱいやりたい子、試合に出たい子に来てほしいと思っています。
澤田:東京や大阪、あるいは九州や北海道を含め、全国から早いうちから試合に出たいという選手に来て欲しいということですか?
松好:はい、そうです。
澤田:北京でもいいのですか?(笑)
松好:北京ですか!?(笑) 北京で野球が盛んかわからないですけど、、
澤田:北京タイガースという読売巨人と業務提携しているプロ野球チームがありますよ。
松好:あーありますね(笑) 外国人留学生も本校は受け入れておりますし、実際に在校生にも何名かいます。
澤田:どこの国の?
松好:先程仰った中国の方です。
澤田:そうなんですね。
松好:野球部は今のところ海外の方はいませんが、学校としては受け入れています。
人口の多い地域ですと、チーム数も多くて、チームの人数も多くて、なかなか中学校で試合を経験できない方も沢山いるかと思います。
本校にも中学時代、「背番号一桁をつけたことありません」「試合も練習試合もほぼ出たことないです」という子が実際に居ます。先程の練習試合でも出ていましたが、入学時にはバットを10回振ってバットに一回当たるか当たらないかの選手も今日の練習試合で2安打打っていますからね。
そんな風に成長していくんだなと。こう言ったらあれですけど他校さんですと恐らく彼はゲームに出場する機会は3年間あるのかな?というぐらいの子ですけど、もちろん真面目にやっているので試合に出場する機会を与えてそこで結果を出してくれました。今日のタイムリーなんかも人生で初だと彼も言っていました。
澤田:そうやって試合を通して成長する姿を見て、やっぱり監督としての喜びであったり指導者としての喜びを感じられるのでしょうね。良いですね〜高校野球。
松好:そうですね。ほんとこのような場にいられることを本当に有り難く感じています。
澤田:あの有名な澤田さんもたまに一関修紅を指導しに行っているようですけど。
松好:あ〜はい。いつもありがとうございます(笑)
澤田:年々強くなっているなと、そして教えていて気持ちの良い生徒が増えてきていますね。そんな姿は可愛いなと感じます。
私なんか野球をしている生徒を見ているだけで可愛く感じますし、修紅の生徒は表情も豊かになってきてますし、挨拶や受け答えもしっかりしていて。応援したくなるチームですね。私もまた来ても良いですか?
松好:あ、また来るんですか?(笑)
嘘ですよ。ぜひお願いします。
澤田:あと、忘れてました昨日もご馳走様でした。大学時代(東北福祉大)同級生でありながらいつも本当に感謝しています。
松好:いえいえ、またいつでも来てください。(笑)